2017年8月24日木曜日

グローバル化

急速なグローバル化が進展する中で、外国人歯科技工士の雇用をお考えの方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、現状では一部の例外を除き、外国人が歯科技工士として就労することは認められていません。母校は夜学のため、法令の規定により留学生の入学自体できませんが、技術の習得を希望する外国人を受け入れている学校はあるようです。

彼ら留学生は、頑張って国試を突破しても、歯科技工士として日本で就職することはできません。留学生に関するアンケートには、法務省入国管理局への要望として、留学生の国試合格後、歯科技工士として就労を認めるべきという声もあります。
しかし、厚生労働省や法務省は、まず関係業界全体で協議し、結論を出して欲しいというのが本音のようです。

 2013年の労働力人口は6577万人(ピークは98年の6783万人)、2030年には5954万人に減少することが推計されています。専門家は人口減少の予想は外れることはないと断言しています。
女性・高齢者・外国人を活用しても労働力は足りなくなり、当然、私達歯科技工士にもその波は押し寄せてきます。女性については働きやすい環境整備等が唱えられ、高齢者については雇用の継続等が求められています。外国人雇用はダイバーシティによる組織の活性化などがメリットとして挙げられます。組織の成長に必要な創造性や爆発力をもたらせてくれるというものです。

歯科医師過剰問題、CAD/CAMの普及、若年技工士の離職、海外技工問題、歯科医療の海外展開等を結びつけて付けて、皆様はどのような歯科技工士の未来を予想されますか。